~再生歯科医療CGFテクニックのわかりやすいご紹介~
先の再生歯科医療のコラムは小難しいことを書きましたが、もっと一般の患者さんがわかりやすい言葉で理解しやすいように説明してみます。
これは患者様自身の血液から傷を治す成分を凝縮したゲル(CGFと呼びます)を作る機械です。
このゲルを傷口などに使用すると術後の痛みが減少し傷の治りを促進する効果があります。
これが採取した血液から遠心分離機にかけたフィブリンです。
このゲルは怪我をして血管が破れたときにその血管の穴を埋める働きをするフィブリンという物質が網目状になった構造をしています。
通常はこのような治癒組織ができるには4-5日程度かかりますが、遠心分離機を使うとこの組織が13分ほどで出来上がります。
つまり、CGFテクニックを使えばインプラント行った部位あるいは抜歯したところににあらかじめある程度治癒が進んだ組織を貼り付けることが可能になるのです。
簡単な操作で薄い膜にすることができ、CGFを傷口に貼り付けておくことでかさぶたのような効果が期待できます。
かさぶたができた後の傷口というのは触っても痛くありません。
ですから、あらかじめこの「かさぶた」を作っておくと理解していただけたらと思います。
あらかじめ、かさぶたがあることで、傷の治りももちろん早くなります。
薬剤などを使わず自分の血液だけで作れる、「自分の血液から作成できるので感染などの危険性がない」というのがいいのです。ですので副作用の心配もありません。
これはどなたでも活用できる簡単で効果の高い方法ですから、これからの時代必須になってくるでしょう。きっとお役に立てると思います。